2016年1月3日日曜日

味噌を作る

手作り味噌を作り初めて3年目。

味噌作りをする家族が集まり毎年恒例のイベントとなった。
その昔、実家の母が作っているのを横目に、まともに教わることなく、嫁に出てしまった私。後から興味が湧いて教えてほしいなと思っても、実家は遠く、気軽に聞けない。そんな類いの問題は嫁に出てからいくつもあった。そういう時は、よく知ってそうな人をつかまえては、いろいろと教えてもらった。今でこそ、分からないときはインターネット大図書館に聞けば良いが、当時は人に聞くのが一番早かった。

産後、行きつけの近所の魚屋さんには、
「魚のアラから出汁って、どうやってとるの?」

育児の先輩ママには、
「今日の離乳食に何を食べさせたの?」
「今日の気候で赤ちゃんの我が子に、どんな服を着せているのか?」
など、ありとあらゆることをいろんな人に聞いて、情報を集め、我が子に合う方法を考えた。

その他、日用代用品の知恵から、今晩のおかずまで、本当にわからないことだらけの主婦だった。

あれから10年以上たつと、探し求めてきたからこそ手に入れた主婦の知恵や、お母さん業、いろんな知識を得ては、取り入れ繰り返されるものは習慣となり、出来るようになっていった。


今回の企画、味噌作りのテーマは「受け継がれるもの」

その家庭で、子孫に受け継いで残していきたいものは当たり前にある習慣になっている。

無農薬の麹が手に入るありがたい環境で習い始め、いつか自分たちで要領を覚えたら、味噌作りが未知の人たちへ伝授できる、その人たちもまた独り立ちできるように連鎖が続く。

今年は、習う側から、教える側になった。
日本の気候だから出来る伝統食「味噌」を作る習慣は、日本人が日本に住んでいるから出来ることだと思う。

いつか、中国人の若い女性に、餃子を作る際、日本の調味料でマッチするものは何かある?と聞いたら、
味噌と刺身醤油だと、答えた。
「入れると美味しい」ってことだよね。やっぱり、自慢の調味料だよな・・・。

さあ、1月下旬に無事仕込みができるよう、今から準備する。
今年は、手書きチラシも作って見ました。

0 件のコメント:

コメントを投稿