2015年10月7日水曜日

条件反射に気づく

人は誰でも、条件反射を持っている。

自分は、どんな条件反射を持っているだろう?

他人はどうかと見るには、自分にとってわかりやすいが自分自身となると、気づきにくい。

なぜ気づかないか?

それは、長年の繰り返した思考習慣が、無意識に考える間も無く、自動的に働く思考になってしまっているから、自覚しにくくなっている。

よい反応なら大歓迎だが、必要ない又は、自分にとってマイナスになる反応が自動的になっていたら、
ちょっとショックじゃないか?

例えば、
体調が悪い時、食事をしたくないと思う、
しかし、食べなくちゃいけないと思うから、無理やり食べる。
体は、食欲が無くて「いらない」と言っているのに、なぜ食べなくちゃと思うのか?

その時のからだの声に耳を傾ければ、それはなんと言っているのか?と、教えられる機会は少ない。
大切なことなのに・・・。

「自分に聞く」

その昔、太極拳を習い始めた頃、当時の先生がそう教えてくださった。
自分の体の動きは、まっすぐだと思っていても、「歪めて真っ直ぐ」としていることがある。

本当の真っ直ぐとは、自分の体で真っ直ぐを知ることだ。

そのために鏡や、窓ガラスに移った自分の姿をみて、練習したことを覚えている。

なぜ、真っ直ぐが曲がってしまっていたんだろう?
私の場合は、日常の膝の近い方が良くなくて、いつも内側に曲がる癖を持っていた。だからその動きが、太極拳をするときに間違った動きを招いた結果
膝の関節を痛めることが多々あった。

今となっては、体の要となる腰や、膝など歪めて痛めること無く日常を送れることは、
私にとって
とても得をしたと思っている。

しかし、痛みに繋がらなくとも、先生にそばでみていただけるという事は、直接指導をいただくことができ、自分の癖になっていることも気付かないところまで、見抜いてもらえる。

今日もそんな自分を知り、当たり前の動きに、ミスが重なっている部分を指摘いただき、認識した。

「あー、これか!!」

真っ直ぐな動きに、自分の偏った気持ちが込められて心が先走っているのが、動きに現れていた。

条件反射に動く自分の体、修正するには意識的に注意し続けることが必要。


このように、目にみえて映し出されるものから、自分の頭の中だけで起こっている
見えない部分、
そんなズレは、どうやら
太極拳の世界だけの話でも、なさそうだ。

ご指摘あらばありがたく、自分で発見できればラッキー、その先にはレベルアップした自分が待っている、と信じている。


硬い身に包まれた、秋の味は旬と言われるだけあり、美味しく体にも必要らしいですよ。


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