2017年4月20日木曜日

節目の縁 実母

ってなわけで、次は実母の話。

ここんとこ2年間、関節の故障や、実父の体調不良のことから、永く続けてきた太極拳もお休みしていました。
またしたい気持ちを持ちながらも、
「自分がもう復帰することはないだろう・・・」と、諦めモードでいた様子。
そんなこととは知らずに私は、「いつか、また一緒にできる日はないかな〜」と、タイミングを図って今回、
「これチャンス!」と、早速日にちを確認し、「一緒に行ってみない?」と、今度は私から母へお誘いをすることになった。
まさに、嫁いる前に贈られた、お返しのようなものだった。詳しくはこちらのブログです。
http://kommy77.blogspot.jp/2015/06/blog-post_24.html

実母としては予想していなかった展開で、まさかまた一緒に出来る日が来るなんて…と、驚きの様子。
今年は70歳をむかえ、40代から節目ごとになにか新しいことを始めていた実母。
実家が電気工事業だったこともあり、
40歳で電気工事士二種免許取得、
50歳で消防設備士など、いろいろ取得
そのうち体の健康の為に、太極拳を習い始め、60歳で太極拳初段を取得
さて、この70歳で再び新しい出発となる太極拳教室に参加することになった。


実母は膝痛を持っているがその体の不具合も、「いつも痛いところがあるものだ」と、麻痺していた。

痛いことが当たり前になってしまっている日常・・・それ、おかしくない?

本人にとっては気づかない日常を認識し、体にとって本当に必要なことを学ばなくては始まらない。

彼女にそのきっかけがやってきた。
左右対称の運動、ストレッチ、呼吸、なごやかで前向きな空間。

それによって、見えなかったことが見えてきた時、ワクワクし、今まで自分が進めなかった理由が、見え出す。
「そうか、まだまだすすめる道が、自分にあったよ〜」と気づけて、考えられる環境に出逢えたことに感謝である。膝の痛みも、和らぎだした。

そんなことが一つ起こると、不思議にあらゆる関心が湧き、前向きな考えが走りだす。

とっておきの私の本棚から、一冊のテキストを読み始めた。
ただいま、勉強中の「考え方の技術」について、

「これ、すごいね。」
「やっぱり、そう思う?」
真剣に 活字を追っていた。

・・・走りだしたら止まらない、いのしし年生まれの母、マイペースじっくり型の私と、またコンビを組むことになった。
70歳は、新しい学びが始まった記念だね。

開花待ちの、命

 

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