2017年4月13日木曜日

縁とは活きもの~実父

慌ただしい新学期も、スタートし・・・

私の年齢からいくと、自分の親世代もそろそろ自分の体の調子の不具合が、目立ってくる頃で、
そのたび心配になることもありますが、いくら歳をとっても、その気さえあれば生命力が蘇るように、生き方に潤いをもたらすことができるものなんだなと、自分の親を見て思います。

この度、両親が我が家にしばらく滞在することになり、これを機に、あれやこれやと家の改造を、お願いしています。
また、私の本棚を覗いて、取り出しては読み、今までにない経験を得ようとしているところもあるようです。

両親にいつも新しい情報を吹き込むのは、私の役目で、今までもそれがかなり影響を与えています。

今回は、実父自身の体の不調を整えるために、「自然療法」や、小食についての本、
 また、心の在り方の勉強・・と、あらゆる方向から情報が入るようで、私が持っている有力な勉強材料もかなりの内容です。

脳梗塞を経験し、精神的不安に陥り、「今更ながら、自分がこんなに、あさはかだとは知らなかった・・・」と、我が心がつくりだす病気の正体を、目の当たりに苦しんだ父親は、人生77年目にして、ようやく開かれてきた視界へ、少しずつ前向きに取り組みはじめました。

まだまだ、道のりはあるものの、その過去を知る私にとって、これは「活きた縁」が引き寄せた快挙だと思うほどです。

私自身が変われば、周りが変わってくるとはこのことで、
嫁に出てから両親が生きている間に、親孝行するにはどんな方法が一番いいのだろうか?とよく考えていました。
私は親から離れて住んでいるから、遠くにいても心配をかけないようにすることかな?
自立することを、見せることかな?と、
自分なりの答えが出てから、
「では自分の足りないものを補うには?」と最後に出会ったのが、心の在り方を具体的に勉強することでした。

足りないものを補うとは、間違って掛け違えたボタンをかけ直す作業と、そのための訓練が必要で、それには、同じ時期を永く過ごした家族にも同じことが言えます。
私一人の問題ではなくなったのです。
これを機に、このままではいけないと、働きかけたこともあり、ようやく両親は命ある間に「人生に一番大切なこと」を私をきっかけに知ることになったのです。

京セラやKDDIの創業者で、現在は日本航空の名誉会長である稲盛和夫氏は、人生をより良く生きるための、「人生の方程式」を作り上げています。

人生の結果=能力×熱意×考え方

であり、その中でも、最後に掛け合わせる「考え方」が一番重要と、説いています。
能力があっても、熱意がなければ、良い結果につながらないことはよくわかりますし、逆に能力がなくても熱意がしっかりあれば、いつしか結果に繋がるものです。
しかし、最後にかける数字が、プラス値からマイナス値まであり、
この場合、能力や熱意があっても、考え方がマイナス値であれば、逆効果を招いてしまうということです。

考え方とは、心の在り方、生きる姿勢です。
これは、一つの技術です。
技術である以上、磨きをかけなければ、レベルは上がらないのです。


こんな「奇跡」を起こせる方程式を、認識できたことは、あらゆることが思うように開かれる道を手にしたということです。

そして、そのための訓練というのは、やっぱり楽しいものでなくては・・・ね。

生きている時間、まっとうする人生に誰もが魅力を感じずにはいられないのではないでしょうか?









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