2016年4月3日日曜日

歯ぐきから血が・・・

歯磨きをして口をすすぐとき、吐き出した水の中に血がまじっていたら、いい気分はしないですね。

何処から出てくるのだろう?と、考えて見ても、およそは検討つかない。

 最初は「あれ?」と思い心配になる。
数回続けば、「 歯みがきの後、口をすすいだら血が出るものだ」と思い込んで、日常を送るかもしれない。

血が出ても緊急に痛みはないし・・・
と考えるならば。

また。、スグレモノの小さな歯ブラシのことをさして、

「歯ブラシで,歯だけを磨いたら血は出ません。だけど 小さな歯ブラシを使って歯ぐきのところを磨いたら必ず血が出ます 。だから普段は歯だけ磨いています。」
と、教えてくださった患者様もあり、その、かわし方に驚きながらも、いえいえそのままお帰りになってはいけません。

「そうですか、そうですか。」と、以下の内容を簡単に説明し・・・



 そもそも、血が出るってどういう状態なのか?

歯の汚れは、いわゆる生きた細菌の塊である。
彼らは、生きるためにその人の口の中で共に食事をし、増殖し、細菌たちの住む家を、増改築させながら、仲間と勢力を強めていく。

この歯の汚れが、歯と歯ぐきの境目辺りにも残っていたら、
これは、人の体にとって良からぬ状態なので、歯ぐきは反応し、体は生体防御反応を起こします。

つまり血管が中心となり、その防御の壁として働くため、応援隊をたくさん運び出すために血管を太くさせる。
これが充血した状態。

触れば、はじけて血が出てしまう。

           体は、戦っているのだ。

私達はそれを助ける仕事を毎日している。

増改築された、彼らの家をダイレクトに解体してゆく。
これが、「歯みがき」のなのです。

適度なブラシ圧だとしても、血が出て当然です。
しかし、その状況を避けてしまえば、悪循環となり結果、悪い状態を招いてしまうのです。



以上、このような説明と、相手の理解と反応から、その人に合う説明にして、情報をお伝えしているのです。


歯科衛生士とは、技術も入りますが、相手を読み取る話し方も、要求されます。

理屈で人は動かない、感じて人は行動する。

人が関わる仕事に欠かせないコミュニケーション、今目の前の人に興味を持って、可能性を残していく事に、私の役目があります。

春ですね、コンクリートの隙間から顔を出していました、たくましいです。


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