2015年6月24日水曜日

嫁入る前の、贈り物

20代後半に、太極拳をはじめました。始めたきっかけは、実母から「行ってみない?」
という誘いからです。
遠くへ嫁入る前の、私の健康を案じての事でした。
そんな理由があったなんて、つゆ知らず
「あっ、これいいな!こんな雰囲気憧れるな〜。」
と、まんまとハマってしまいました。

今では、きっかけをくれた母に,感謝しています。

嫁ぎ先の北九州市、全く初めての土地でしたが運良く、近所の公共施設で教室がありました。
しかも、2ヶ所もある!!どっちにしょう!?

えーっとこういう時は・・・、

「ど・ち・ら・にしようかな、裏の神様の言うとおり〜はい、こっち!」

まさに、裏の神様の言うとおりでした。
新しい教室では、「平均年齢を下げる!」ということもあり!?、よく可愛がってもらいました。

そのうち、妊娠した!出産した〜〜!!で、経験豊かなおばさまたちの育児経験歴、良いタイミングでつくられた、同室キッズルームを活用し、産後も通い続けました。
知り合いも、お友達も少なかった私にとって心の救いとなる、太極拳教室だったのです。

赤ちゃんを初めて育てる私、母乳育児も体力がいる、体中が凝って、背中も痛い、里帰り出産もしなかったので、産後1ヶ月の間、前半は、義理の父母(本物)、後半は実母に手伝いに来てもらいました。身内はみんな、仕事をもっていたので、長期滞在にも限界がありました。

産後1ヶ月赤ちゃん検診のころ、実母は後ろ髪をひかれる思いで、産後のお手伝いを引き受けてくださった「他の義母さま」に引き継ぎ、実家がある三重へ帰っていきました。

それからは、私の夫の多大な協力(お風呂係、夜中起きた時の抱っこあやし、食事つくり、買い物など)、昼間は「他のお母様たち」の、助けをかりて、(洗濯物を干してもらったり、おかずを差し入れてくださったり、などなど)その時期を乗り越えたのです。

30代始まりの頃でした。

私が関わった、北九州人は、
ノリがよい
他人が困ってなんかしてたら、ほっておけない
初対面でも、あなたと私は、おともだち
オープンマインド、どんぶり勘定、いつでもおうちへ遊びにいらっしゃ〜い。
てな感じで、ずいぶん歓迎されました。
なものですから、当時交流を深めたその土地そのものが、第2のふるさとと、なっているのです。

当時を振り返ると、出産することにより、それまでの思いが、表にあふれたような気がします。

同じ境遇の人は、たくさんいるし産後こんなに生活が一転するなんて思っていなかった。
だからこそ、
「ひとは、みんな本当に仲良く助けあえば、楽になるのに。」

辛い時、わからなくて困った時、素直に助けを借りて、伸びていけたら、それが一番の恩返しになるのではないかと思います。今の私の学びは、その理解にターボがかかっています。


いつか、また逢いたいひとは、たくさんいます。



















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