2015年6月27日土曜日

人生の試験は

私が、専門家:歯科衛生士となると、いつも持っているアイテムにプラス、協力アイテムを使います。

我が子が通う幼稚園で、歯の磨き方のおはなしをしようと、自作した口の模型です。
(約10年ほど前の話ですが・・・。)

商品化されている模型は、100人近くいる園児の前では、ちっとも見えません。
大きくて、見やすい色で、舌がついていたらいいな〜、そうそう、こんな感じでー・・・と手縫いが始まり
自分の思い描いたものができあがりました。もちろん、設計図や型紙はありません。

あの時の「つくろう!!」という気持ちは、ものずごい勢いでした。

今となっては、もうヘトヘトな模型ですが、約1年前に「これに合う箱を作ってあげよう」と、何でも作ってしまえるS先生が、真心込めて作って下さいました。
模型のサイズはおよそ、35✕40✕20センチです。それに合う箱って・・・
            
やっぱり、こんな大きさに。





          ほらね、このとおり玉手箱、タマ テ 箱・・・でしょ。


この箱を開けるたびに、このマークを見せ、箱を開けるためには呪文をかけると。
箱の蓋は子どもの前ではすぐ開けないで、よーくよーく、お話を聞かせてから、やっと開けるといいいよ、とS先生。
「へえー、そんなもんですか・・・」とぼんやり聞いていました。

ぼんやりしていたけど、ちょっと引っかかっていたこの話、「私にもできるのかな・・・」だけど自分からやってみようとは思いませんでした。
                
                 ところがっ、

どうしてもそうしなければならない時が、来たのです。

忘れもしない、それは昨日の話、3,4歳の保育園児の前で簡単な紙芝居をしてから箱を開ける予定でした。しかし、「あれっ、紙芝居・・・ないな。・・・忘れたかっ。」
それは「やってみなさい」という事ですね、と、思えるようになった今日このごろ、
     「はい、やりましょか。」

紙芝居は、自作なので、なにを話したいかは、私がよく知っています。
絵はないけど、子どもたちには素晴らしい想像力というものがあります。
紙芝居のストーリーを、子どもたちと一緒に進めて行きました。
よく喋ったような気がします、最初に「この箱気になるよね〜」と、振っておきながら話を、のばーしのばーし、「あの箱、いつ開くんだろ。」と、思いはじめるころ、「さて、この箱を開けるときが来ました!」
と、ワクワク。
「箱の蓋を開けるには、呪文がいります。」

と、大人も子どもも、チチンプイ〜!!

「うわ〜〜きゃ〜、くち〜!!」(大成功!)



うまく、ことが運び、今日もインパクト大で、楽しく終わりました。



人生の試験は、その終了時刻だけが告げられる。


今回の、この出来事はまさに、その終了時刻を告げられた時だったのかもしれません。
「はいそこまで。」となった時、あわててパニックになるか、逃げるのか、立ち向かうのか?
どれを選んでも、いいのです。

以前の私なら、ショックで頭真っ白、あわててバタバタです。「えー、そんなの、できん〜。」など。

「なきゃないで、できる方法を考える」
が、瞬時に立ち上がると、次のプログラムが頭の中で組まれます。
あとは、全面に立ち向かうのみです。

自分自身に、学びを与えていると、心の振りが少しずつ小さくなり自分から、湧き出てくるものが
自然に信じられ、進めるように、なります。

お次はこの玉手箱、どんな働きで登場しますか、お楽しみに。









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