と、最初はそのつもりでしたが作っていくうちに18枚のスライド式、テキストになりました。
テーマは、「鉛筆持ち」。
鉛筆なんて、小学校以来、縁遠くなりがちですね。ましてや、小学校卒業後10年以上も経てば、先生の指導から、自分の生活習慣においてアレンジされてしまった鉛筆持ちに、変わっていることもあります。
実際に、彼女たちの鉛筆持ちを、写真に撮らせていただくと、クセづいた「普段持ち」と、基本の形に近い「よそ行き持ち」という、取り繕いの術まで、用意しています。
包み隠さず、協力してくれた彼女たちに感謝の思いを込めて、そして時間を許さない現場で、追われるように、未消化のまま仕事をする彼女たちの過酷な環境に、私達歯科衛生士が、アドバイスできることは、
何においても、最低クリアしておきたい「鉛筆持ち」だと、行き着いたのでした。そのきっかけをもとに、密かに院内プチセミナーを思いつき、計画をはじめて約一週間後、そのタイミングはやって来ました。
数多くの器材を使い、あれこれと持ちかえながら作業をし、両手は別々の作業をしながら、患者様の様子を伺い治療の流れの一端を担う。
その中で
この鉛筆持ちを、正しく持てることは作業の安定、確実さ、効率の良さに繋がり、引いては自分の体を守る姿勢を得ることになる。
私たちも、専門学校に通ってこそ、口すっぱく何度も指導いただいて、ようやく身につけたこの手や体の感覚を、説明したくても、「経験して覚える」「技を盗め」程度の説明では、今の時代、追いつけやしません。
短時間で終了出来る内容
説明と簡単な実習を含む
練習中の気持ちの捉え方の注意点
以上の点に気をつけて、20分程度のプチセミナーを行いました。
終了後、各自練習するためのポイント、目の前の些細な目標設定と、感想を書いて頂きました。
感想の中には、鉛筆持ちの再確認ができた
今までの持ち方を見なおしたい
また、目標設定には、
目で確認する
意識を置くなどの、
当たり前のようで、重要な点に気づきがあったことが、収穫だったようです。
うまくコツにたどり着き、クリアできたら、きっとお箸もキレイに持てる日が来ますね。マスターしたら日本代表ですよ。
自分の苦手を、ひとつひとつこなしてゆく作業は、
点を知り、 点と点をつなぎ、線を引く。やがてその線は、最初においた点と繋がり、円となる。
円ができれば、あとは、円運動を繰り返していく。起動に乗るために、自分で決めた課題をこなしていくとは、地道だけど、実はそれが最短コース。
誰にだって出来る。
何故ならば出来るようになるまで、その強い願望と共に、くりかえせばいいのだから。。
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